《院長セミナー活動》29年度8月大阪歯科大学同窓会講演
2017.08.29更新
大阪歯科大学同窓会 ポストグラデュエートコース
平成29年8月27日(日)に天満橋ドーンセンターにおきまして、大阪歯科大学同窓会 のポストグラデュエートコースで講演をしてきました。
講演のタイトルは、「歯の保存を極める~Before Selecting Implant~」ということで、10:00~16:00までの5時間で、
午前中が2時間、午後から3時間の話でした。
全体を通じて、インプラント治療に入る前に歯の保存に全力を尽くしましょうというメッセージがあり、
午前中は、マイクロスコープを用いた歯科治療を中心に、また午後からは再植、移植などにフォーカスを当てました。
インプラントは、欠損しているところを補うための材料であって、天然歯に代わるものではないという言葉があるように、
歯を失った後に口腔機能回復を図るための治療オプションのひとつです。
しかし近年、インプラントの予後が良好となってきた反面、歯を保存することへのこだわりが薄れてきているように感じられます。
多くの問題を抱えた症例に遭遇した場合、それぞれの現症をしっかりと診査したうえで、まずは保存の可能性について熟慮すべきだと思います。
そしてたとえ少しでも保存の可能性があるならば、あらゆる知識と技術を総動員して全力をもって治療に臨むのが歯科医師としての使命だと考えています。
今回のコースでは、若い先生方も多く、50名を超える先生方が参加してくれました。
講演後の質疑応答(先生方からの質問)も時間が足りないくらいに多く寄せられ、
先生方の興味を引く講演会だったと思います。
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