院長のセミナー活動

2019.12.13更新

第49回 日本口腔インプラント学会 講演(福岡)

「Back To The Basics」

特別講演タイトル:Before Selecting Implant

~歯の保存か、抜歯をしてインプラントか?~

 令和1年9月21日(土)、22日(日)に福岡において第49回日本口腔インプラント学会が開催されました。

福岡

 この日は、大型台風17号が九州から関東にかけて上陸するということで、大荒れの天候の中での開催となりました。22日の日曜日は朝から飛行機の運行が見合わされるといった情報が入り、21日の土曜日に帰路につく参加者も多数おられました。

 私が登壇しました特別講演は、「Back To The Basics」というカテゴリーで、インプラント治療に関する基本を一から見直そうという趣旨のセッションでありました。毎回のインプラント学会に欠かせないセッションで、いつも会場が参加される先生方で満席になる人気のセッションです。今回は、台風が直撃する可能性が高い22日(日)の午前中に開催されましたが、500名入る会場は一杯になり、熱気に包まれた講演となりました。

福岡

 私はそのトップバッターで登壇し、今回のタイトルは、Before Selecting Implant~歯の保存か、抜歯をしてインプラントか?~で30分の講演でした。

 インプラントは、欠損しているところを補うための材料であって、天然歯に代わるものではないという言葉があるように、歯を失った後に口腔機能回復を図るための治療オプションのひとつです。

 欠損部への治療法には、インプラントの他にブリッジ、パーシャルデンチャー、自家歯牙移植などがあり、それぞれに利点、欠点があります。一方、歯が存在する状況で、懸命に治療に当たるものの、保存が困難と判断し、その後の処置として前述したオプションを計画することも多くあります。インプラントには、固定性である、両隣在歯を削らなくてもいい(他の歯に負担を与えない)、違和感が少ないなどの多くの利点があり、かつ近年の長期に渡るリサーチでも良好な予後が報告されています。そのため、歯の保存を諦めて、インプラント治療を希望される患者が多いことは事実ですが、そこには同時に歯科医師側に歯を保存することへのこだわりが薄れてきている現実もあるように感じられます。

 歯内療法的問題、歯周病的問題、歯根破折、外傷歯、健全歯質の欠如などの問題を抱えた症例に遭遇した場合、それぞれの現症をしっかりと診査したうえで、まずは保存の是非について熟慮すべきであります。そしてたとえ少しでも保存の可能性があるならば、あらゆる知識と技術を総動員して全力をもって治療に臨むことが望まれます。

 例えば、歯内療法的問題では、難治性根尖性歯周炎と診断された症例であっても、マイクロスコープを用いた歯根端切除術や意図的再植術を応用することで、多くの歯を救うことが可能になりました。さらに、力及ばずに抜歯となった場合であっても、適切な移植歯があれば、自家歯牙移植術は、より保存的で生物学的な治療法として非常に有効な手段といえます。今回の講演では、歯内療法的問題を抱え、保存か抜歯かの判断が困難なケースを取り上げ、歯の保存にこだわる立場からインプラント治療の前になすべき治療について様々な症例を通じて検証してみました。

福岡

 講演後は、会場からいくつかの質問があり、参加された先生方の興味を引く内容だったと安堵しました。しかし、山陽新幹線が不通になる可能性もあったため、その後の講演を聴かずに博多駅へと向かいました。他の演者も興味ある内容の講演をされるため、最後まで拝聴したかったのですが、台風には勝てません。この時期の学会ではこのような事態があることも想定しておかなければならないと痛感させられました。

福岡

  

投稿者: 医療法人宝樹会 福西歯科クリニック

2019.12.13更新

第49回 日本口腔インプラント学会 講演(福岡)

「Back To The Basics」

特別講演タイトル:Before Selecting Implant

~歯の保存か、抜歯をしてインプラントか?~

 令和1年9月21日(土)、22日(日)に福岡において第49回日本口腔インプラント学会が開催されました。

福岡

 この日は、大型台風17号が九州から関東にかけて上陸するということで、大荒れの天候の中での開催となりました。22日の日曜日は朝から飛行機の運行が見合わされるといった情報が入り、21日の土曜日に帰路につく参加者も多数おられました。

 私が登壇しました特別講演は、「Back To The Basics」というカテゴリーで、インプラント治療に関する基本を一から見直そうという趣旨のセッションでありました。毎回のインプラント学会に欠かせないセッションで、いつも会場が参加される先生方で満席になる人気のセッションです。今回は、台風が直撃する可能性が高い22日(日)の午前中に開催されましたが、500名入る会場は一杯になり、熱気に包まれた講演となりました。

福岡

 私はそのトップバッターで登壇し、今回のタイトルは、Before Selecting Implant~歯の保存か、抜歯をしてインプラントか?~で30分の講演でした。

 インプラントは、欠損しているところを補うための材料であって、天然歯に代わるものではないという言葉があるように、歯を失った後に口腔機能回復を図るための治療オプションのひとつです。

 欠損部への治療法には、インプラントの他にブリッジ、パーシャルデンチャー、自家歯牙移植などがあり、それぞれに利点、欠点があります。一方、歯が存在する状況で、懸命に治療に当たるものの、保存が困難と判断し、その後の処置として前述したオプションを計画することも多くあります。インプラントには、固定性である、両隣在歯を削らなくてもいい(他の歯に負担を与えない)、違和感が少ないなどの多くの利点があり、かつ近年の長期に渡るリサーチでも良好な予後が報告されています。そのため、歯の保存を諦めて、インプラント治療を希望される患者が多いことは事実ですが、そこには同時に歯科医師側に歯を保存することへのこだわりが薄れてきている現実もあるように感じられます。

 歯内療法的問題、歯周病的問題、歯根破折、外傷歯、健全歯質の欠如などの問題を抱えた症例に遭遇した場合、それぞれの現症をしっかりと診査したうえで、まずは保存の是非について熟慮すべきであります。そしてたとえ少しでも保存の可能性があるならば、あらゆる知識と技術を総動員して全力をもって治療に臨むことが望まれます。

 例えば、歯内療法的問題では、難治性根尖性歯周炎と診断された症例であっても、マイクロスコープを用いた歯根端切除術や意図的再植術を応用することで、多くの歯を救うことが可能になりました。さらに、力及ばずに抜歯となった場合であっても、適切な移植歯があれば、自家歯牙移植術は、より保存的で生物学的な治療法として非常に有効な手段といえます。今回の講演では、歯内療法的問題を抱え、保存か抜歯かの判断が困難なケースを取り上げ、歯の保存にこだわる立場からインプラント治療の前になすべき治療について様々な症例を通じて検証してみました。

福岡

 講演後は、会場からいくつかの質問があり、参加された先生方の興味を引く内容だったと安堵しました。しかし、山陽新幹線が不通になる可能性もあったため、その後の講演を聴かずに博多駅へと向かいました。他の演者も興味ある内容の講演をされるため、最後まで拝聴したかったのですが、台風には勝てません。この時期の学会ではこのような事態があることも想定しておかなければならないと痛感させられました。

福岡

  

投稿者: 医療法人宝樹会 福西歯科クリニック

2019.12.07更新

19th ESE Congress 2019 参加  in ウィーン(オーストリア)

 2019年9月11日(水)~14日(土)の4日間,European Society of Endodontology(以下、ESE)の19th Biennial ESE CongressがAustria Centre Vienna にて開催されました。ESEは、ヨーロッパで最も大きな歯内療法学会であり,9000人を超える会員数ですが,今回のCongressには,会員・非会員合わせて約3000人の参加者で賑わいを見せていました。福西が率いる5-Dジャパンの歯内-修復チームからは、11名が参加しました。

ESE

ESE

 

 ウィーンと言えば、オーストリアの首都であり、音楽や芸術の都と表現される美しい街で有名です。長年に渡って「世界の暮らしやすい都市」の上位にランクインするだけあり、世界遺産にミュージアム、カフェにオペラ、ショッピングなど誰もが一度は訪れたい場所です。

ESE

 

ESE

 

 今年のESEは、ウィーンを流れるドナウ川に近い学会場で行われました。12日(木)~14日(土)のメインホールではThe future Endodonticsと題して,歯内治療の様々なトピックにおける現在から今後の展望を,各スピーカーが3日間講演を行っていました。歯内療法学の分野の進歩は著しく、世界をリードしているヨーロッパの著名な先生方から多くの知識と技術を学ぶことができました。ESEは、2年に1度開催される学会で、次回は20回という記念すべき大会になります。次回は、2021年9月8日~11日にかけてFinlandのHelsinkiにて開催予定であり、機会が合えば皆でまた是非参加したい学会であります。

ESE

 

 

投稿者: 医療法人宝樹会 福西歯科クリニック

2019.12.07更新

19th ESE Congress 2019 参加  in ウィーン(オーストリア)

 2019年9月11日(水)~14日(土)の4日間,European Society of Endodontology(以下、ESE)の19th Biennial ESE CongressがAustria Centre Vienna にて開催されました。ESEは、ヨーロッパで最も大きな歯内療法学会であり,9000人を超える会員数ですが,今回のCongressには,会員・非会員合わせて約3000人の参加者で賑わいを見せていました。福西が率いる5-Dジャパンの歯内-修復チームからは、11名が参加しました。

ESE

ESE

 

 ウィーンと言えば、オーストリアの首都であり、音楽や芸術の都と表現される美しい街で有名です。長年に渡って「世界の暮らしやすい都市」の上位にランクインするだけあり、世界遺産にミュージアム、カフェにオペラ、ショッピングなど誰もが一度は訪れたい場所です。

ESE

 

ESE

 

 今年のESEは、ウィーンを流れるドナウ川に近い学会場で行われました。12日(木)~14日(土)のメインホールではThe future Endodonticsと題して,歯内治療の様々なトピックにおける現在から今後の展望を,各スピーカーが3日間講演を行っていました。歯内療法学の分野の進歩は著しく、世界をリードしているヨーロッパの著名な先生方から多くの知識と技術を学ぶことができました。ESEは、2年に1度開催される学会で、次回は20回という記念すべき大会になります。次回は、2021年9月8日~11日にかけてFinlandのHelsinkiにて開催予定であり、機会が合えば皆でまた是非参加したい学会であります。

ESE

 

 

投稿者: 医療法人宝樹会 福西歯科クリニック

2019.12.02更新

 「保存困難歯を攻略する ~エンドとペリオの観点から~」 in 松江

 令和1年8月25日(日)に島根県の松江市におきまして「保存困難歯を攻略する ~エンドとペリオの観点から~」というタイトルで講演を行いました。私が主催しております5-Dスタディーグループで一緒に勉強をしている納富先生がお世話をしてくれました。私自身、初めての島根県での講演ということで、非常に楽しかったです。

 前日の24日(土)の午後に出雲空港に到着し、松江市の旅館までの途中にある“松江城”を見学しました。松江城は、国宝に認定され、全国で現存する12天守のうち、唯一の正統天守と呼ばれるだけあって見事なお城でした。その日は、有名な玉造温泉の旅館に宿泊しました。

  松江

松江2

  翌日(25日)は、会場が島根歯科医師会館の大講堂での講演でした。今回の講演は、抜歯と診断された歯が本当に救うことはできないのかをメインテーマにしました。抜歯の原因として、歯内(虫歯)の問題、歯周病の問題、そして近年は歯根破折が大きなウエートを占めます。しかし、それらの疾患は、独立して存在することもありますが、それぞれが複雑に絡み合って、診断と治療法に苦慮することも多いのです。とくに、歯内疾患と歯周病が合併しているケースは難しく、それに関連したいくつかの症例を挙げながら、詳しく解説しました。

松江3

 松江

 70名を超える先生方が参加され、また隣県の鳥取県の歯科医師会の先生方にも来ていただき、是非、鳥取県でも講演をして欲しいという嬉しい要望をいただきました。2021年に鳥取県で講演することを約束して帰路につきました。日程が決まれば報告します。

松江

 

 松江

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者: 医療法人宝樹会 福西歯科クリニック

2019.12.02更新

 「保存困難歯を攻略する ~エンドとペリオの観点から~」 in 松江

 令和1年8月25日(日)に島根県の松江市におきまして「保存困難歯を攻略する ~エンドとペリオの観点から~」というタイトルで講演を行いました。私が主催しております5-Dスタディーグループで一緒に勉強をしている納富先生がお世話をしてくれました。私自身、初めての島根県での講演ということで、非常に楽しかったです。

 前日の24日(土)の午後に出雲空港に到着し、松江市の旅館までの途中にある“松江城”を見学しました。松江城は、国宝に認定され、全国で現存する12天守のうち、唯一の正統天守と呼ばれるだけあって見事なお城でした。その日は、有名な玉造温泉の旅館に宿泊しました。

  松江

松江2

  翌日(25日)は、会場が島根歯科医師会館の大講堂での講演でした。今回の講演は、抜歯と診断された歯が本当に救うことはできないのかをメインテーマにしました。抜歯の原因として、歯内(虫歯)の問題、歯周病の問題、そして近年は歯根破折が大きなウエートを占めます。しかし、それらの疾患は、独立して存在することもありますが、それぞれが複雑に絡み合って、診断と治療法に苦慮することも多いのです。とくに、歯内疾患と歯周病が合併しているケースは難しく、それに関連したいくつかの症例を挙げながら、詳しく解説しました。

松江3

 松江

 70名を超える先生方が参加され、また隣県の鳥取県の歯科医師会の先生方にも来ていただき、是非、鳥取県でも講演をして欲しいという嬉しい要望をいただきました。2021年に鳥取県で講演することを約束して帰路につきました。日程が決まれば報告します。

松江

 

 松江

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者: 医療法人宝樹会 福西歯科クリニック